多くの方に喜んでいただいているからこそ、よりよいインプラント治療を求めてさらに学び続けています。

インプラント治療とは何らかの原因で歯を失ってしまった時に、歯の根の代わりに顎の骨にチタン製のネジを埋め込み、それを土台にして天然歯と同じような人工の歯を取り付け、咬み合わせを回復する治療です。天然の歯とほとんど変わらない感覚で、食べ物をしっかり咬んだり発音を気にせず会話を楽しんだりすることができるため、入れ歯に代わる新しい治療法として広まってきました。
インプラント治療を究めた専門家として
インプラント治療は、補綴、歯周病治療、口腔外科など、歯科のすべての分野の知識と診療技術が必要となる治療法です。ですからインプラント治療を行う歯科医師は、すべての分野に精通しているべきだと当院では考えています。
院長は、インプラント黎明期より治療に取り組み、インプラント治療を牽引してきた専門家の一人です。信頼されるインプラント治療の普及をめざし、高度なインプラント治療の実践はもとより、インプラントリカバリーやセカンドオピニオンにも積極的に対応しています。
インプラント治療によりお口の中で回復された歯は、入れ歯とは異なりしっかり固定され、外から見ただけでは天然歯と区別がつきません。また、感覚的にも天然歯と変わらない咬み心地や感触が得られます。
これは、口の中のいろいろなところにある感覚器官が巧妙に働き、インプラントに触った感覚や食べ物を咬む感触が脳に伝えられているからだと考えられています。1本の歯を失った時からすべての歯を失った場合まで、インプラント治療は、天然の歯と同様の機能と見映えを回復させてくれる高度な治療です。


メリット、デメリットを理解したうえで、最適な治療法を選んでください。
●インプラント治療のメリット
・しっかり咬めるので好きな物が食べられ、心身の健康が維持できる
・安定性があり、食物をしっかり咬み砕くことができる
・なくなった歯と同じ大きさの歯が入るので、違和感なくしゃべりやすい
・自然な見た目を回復できる
・安定した咬み合わせが得られる
・口元の悩みが解決し、精神的・肉体的に自信が取り戻せる
・まわりの歯を削ることがなく、またブリッジのように他の歯に負担をかけることがないので、結果として残った歯の寿命を伸ばすことができる
●インプラント治療のデメリット
・インプラントを埋入するための手術が必要
・治療期間が他の治療より長くかかる
・自由診療のため、費用がかかる
・重度の糖尿病などの病気の場合、インプラント治療が行えないことがある
インプラント治療は、チタンという金属でできたインプラント体を顎の骨に強固に密着させることによって、歯の根の働きを回復するものであるため、専門的な技術を必要とします。院長は、インプラント治療について専門的な研鑽を積み数多くの成功実績を保持しておりますので、天然歯のようにしっかり咬めて美しく自然な外観、そして長持ちするインプラント治療が実現します。どうぞ安心して治療を受けてください。
毎年ドイツにてインプラント研修を受講し、優れたインプラント治療材料を厚生労働省の認可を受けて個人輸入していますので、リーズナブルな治療費で高品質なインプラント治療を行うことができます。
インプラント料金表はこちら
従来は、歯槽骨が薄かったり骨量が少ない方の場合はインプラント治療を諦めていただいていました。また固定して咬めることに主眼が置かれていたため、金属が歯ぐきの境目から見えたり、歯の咬む面に穴が空いたりなど、審美性や機能面で我慢されている患者さまも少なくありませんでした。
現在では骨を再生する技術が発達し、骨のないところや骨の少ないところにも新しい骨を再生でき、インプラントを理想的な位置や方向に埋入できるようになりました。当院では最新の再生治療を導入し、難症例の患者さまに対しても審美性や機能性に優れたインプラント治療を行うことができます。
インプラント埋入後は、咬み合わせの調整や歯ぐきの形成、歯周病予防の点から長期的なサポートをしっかりと行う必要があり、定期的なメインテナンスが重要となります。また、日常のお手入れが行き届かないとお口の中の状態が悪くなり、インプラント歯周炎などのトラブルも起こります。
当院では患者さまの症状やご要望に合わせて、インプラント埋入後のメインテナンスをご提案し、無理なく効果的なケアが続けられるように配慮しています。
当院には日本口腔インプラント学会認定のインプラント専門歯科衛生士が在籍しています。インプラント治療後のメインテナンスについても、専門的な知識とスキルを持ったエキスパートです。
患者さま一人ひとりに、正しいブラッシングやお手入れをていねいにご指導し、インプラントを長持ちさせるように共に努力します。歯磨きやお手入れが苦手という方にも安心して取り組んでいただけます。
多くの場合、欠損歯はお口の中でいつも強い咬む力が加わったり歯磨きが行き届かないことなどから悪くなった歯です。その歯の代わりに埋入したインプラントですから、条件の悪い場所に使用されることになります。患者さまの骨の性質や、日常の歯磨きやお手入れ、定期的なメインテナンスが続けられるかどうかもインプラントの寿命には影響します。
当院では、できるだけ治療が長持ちするように万全を期すと共に、患者さまのお口の中の健康を保つように一生お付き合いしていきたいと考えています。インプラント埋入後、万一インプラントが抜け落ちた場合、メインテナンスを定期的に受診されていたなどの条件にもよりますが、最大10年間は無料にて再手術を行いますのでご安心ください。
※インプラント10年保証をご希望の場合、32,400円の追加料金が必要となります。
インプラント体を埋入する手術そのものは比較的簡単な手技で、ほとんどの場合1本ならば10〜30分程度で終わり、抜歯の局部麻酔ですむケースがほとんどです。
当院では、手術への恐怖心の強い方や複数のインプラント埋入を行う場合には、静脈内鎮静法を使用し安心してインプラント治療を受けていただくことができます。
静脈内鎮静法について詳しくはこちら
日本では、急速にインプラント治療が普及しましたが、それと共にインプラント歯周炎や、インプラントの脱落などのトラブルも目立つようになりました。こうした治療後の不具合を解決するのがインプラントリカバリーです。
当院では、他院でインプラント治療を受けられた方のご相談にも応じ、インプラントリカバリーを行っています。インプラント治療を進めてきた歯科医師の一人として、患者さまが満足され信頼されるインプラント治療の普及をめざしたいと考えています。
当院では、インプラント義歯も取り扱っております、インプラントで入れ歯を固定することで、ずれたり外れたりせず、噛み心地も安定しますので、入れ歯でお悩みの方はご相談ください。
詳しくはこちら インプラント義歯
ブリッジとの比較
ブリッジは周りの歯を大きく削る必要があります。場合によっては神経をとることもあります。しかも支えになる歯には大きな力がかかります。インプラント治療では、両隣の歯はそのままでよいので削る必要もなく、負担もかかりません。また、一番奥の歯がなくなると固定式のブリッジはできません。インプラント治療は奥歯にも適用できます。
バネを用いた入れ歯との比較
取り外しタイプの入れ歯の場合、残っている歯に金属のバネをかけて支えています。違和感があり、ケアも難しくバネが見えるので見た目もよくありません。また数年のうちにバネを支える歯が移動したり、グラグラになったりすることがよくあります。さらに入れ歯の下の顎の骨もやせ、次第に入れ歯と合わなくなり、作り替えをする必要がでてきます。
インプラント治療では失われた歯根部分の骨に人工の歯を固定しますので、残っている歯に負担はかかりません。インプラントが入っていることで顎の骨が吸収される(やせる)のを防ぐので、他の歯はむしろ保護されます。
総入れ歯との比較
総入れ歯の場合、入れ歯を固定する力が弱く、ぐらついたりずれたりすることがあります。そのため、食べ物を咬むために十分な力をかけることができません。咬む力はインプラントの数分の一といわれています。
インプラントは取り外しのわずらわしさがなく、顎の骨に固定され、力を入れて咬むことができます。食感も天然歯に近く、食べる楽しみを取り戻すことができます。
顎の骨の量がかなり少ない人でもインプラント治療ができるようになりましたが、次のような人は適応しないことがあります。
・一般の外科手術に耐えられない人
・重症の糖尿病、肝臓疾患、心臓疾患、血液疾患などのある人
・喫煙量の多い人
・薬物やアルコール中毒の人
・歯周病がコントロールされていない人
・歯ぎしりや咬みしめの強い人
まず慎重にインプラント治療ができるかどうかの診査診断を行います
インプラント治療は、むし歯のように歯科医院に行けばすぐに治療できるというものではありません。治療を始める前に、残っている歯の歯周病などの病気を治す必要がありますし、また外科手術を伴うため、全身の健康状態の確認も必要です。
当院では安全に治療を成功させるために、治療前には次のような診査を行います。
●問診
・全身疾患の有無
・喫煙の有無、量
・歯ぎしりなどの咬合習癖の確認
・審美的なご希望
・経済的・時間的制約の確認
●視診・触診
・顎の骨が極端に減っていないか
・残存歯の歯周病がコントロールされているか
・相対する歯との咬み合わせなど
●レントゲン・CT
・骨量の確認
●歯牙歯列模型分析・口腔内写真
・欠損部位の確認
・残存歯の状況
・咬み合わせ

インプラント埋入前の処置 お口の状態を整えます
・口腔内の清掃の徹底
・残存歯の治療(歯周病治療、むし歯治療、咬合治療など)
・骨造成、上顎洞底挙上術、顎底増大術など(インプラント埋入と同時に行うこともあります)

インプラント埋入手術
インプラントの改良により、治療期間は短くなりつつあります
・一次手術(インプラント埋入手術 下顎2〜4ヶ月 上顎6ヶ月〜1年)
・二次手術(頭出し手術)、歯肉移植手術
・仮補綴物装着

仮補綴物の装着・修正(約2ヶ月)
・抜歯
・仮補綴物の修正

上部構造製作
・印象採得
・咬合採得(咬み合わせの記録)
・試適
・装着

メインテナンス
患者さまの口腔内の状況やお手入れによって、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月ごとにご案内します。
●インプラント治療の過去
人工サファイヤやアパタイト、形状記憶合金など、いろいろな材料や固定法が試みられました。成功率は今よりずいぶん低いものでした。
●現在
チタンが骨と結合することがわかり、骨との結合洋式や組織との親和性に関する研究や臨床研究が進められ、これらの骨と結合されたインプラント治療の確実性が証明され、広く世界の臨床の場に取り入れられるようになり、世界中の歯を失った人にインプラント治療は貢献しています。骨粗しょう症の方や、80才を超える高齢の方でも状態がよければ可能です。また交通事故やスポーツによるケガで歯を失った若年層の方の治療も多く行われています。
●未来
すでに骨髄液から骨や歯胚を再生できるようになり、歯肉の一部を培養して皮膚を作るなどの再生治療が行われています。将来はインプラント治療からさらに進化し、歯や骨そのものを再生して治療が行われるようになるでしょう。