お口の健康をトータルに守るために口腔がん検診に取り組んでいます

日本では毎年3,000人を超える方が口腔がんによって命を落としています。「ただの口内炎だと思っていた」「痛みがないので放っておいた」などの理由から発見が遅れた結果、手遅れになるケースが非常に多いのが現状です。

口腔がん検診

早期発見、早期治療が何よりも重要な口腔がん
しかし、口腔がんは早期発見・治療ができれば命を落とすケースは少ないがんです。また口腔がんは進行すると患部を大幅に切除する必要があり、発音や発生に障害が残ってしまうことが少なくありません。しかし、早期発見・治療ができれば切除範囲はごくわずかで済むため、発音や発生に障害が残らない場合が多いのです。

口腔がんは、入れ歯や補綴物の接触、喫煙など慢性的な刺激が要因で発生することが多く、発症する前にその要因を発見することが重要です。そこで、当院の口腔がん検診では、定期的にお口の中を隅々までチェックし、ご本人が自覚できない病変等も見つけ、わずかな変化も見逃さないことで、口腔がんの早期発見と治療を実現します。

米国では常識となっているベルスコープを使った検診を行います

ベルスコープ口腔の健康への関心が高いアメリカやカナダでは、視診・触診だけではなくベルスコープ(VELscope Vx)を用いる検診が主流になっています。ベルスコープは口腔内を観察する「蛍光観察装置」のことで、青色光を照射して口腔内粘膜に異形成の疑いがあるかどうかを観察します。今やアメリカやカナダでは、口腔がん検診において不可欠な機器となっています。

当院ではベルスコープを使った口腔がん検診を導入し、患者さまに苦痛や負担をかけることなく、お口の中を隅々までチェックする検診を行います。口内炎がよくできる方、お口の中に痛みや不快感のある方、気になるできものがある方には、ぜひ口腔がん検診をお勧めします。当院までご相談ください。

●ベルスコープによって見つかる口腔粘膜異常
・ウイルス・真菌・及び細菌感染
・さまざまな原因によって引き起こされる炎症(扁平苔癬、苔癬型反応、アマルガムアレルギー等
・扁平上皮乳頭腫
・唾液腺腫瘍
・がんと前がん

口腔がんについての詳細は「口腔がん撲滅委員会」サイトをご覧ください
http://www.oralcancer.jp/

口腔がん健診の流れ

問診票の記入口腔がん健診の流れ
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視診・触診
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口腔内写真の撮影
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報告書を元にカウンセリング

カウンセリングをおこなっております

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