
由良歯科医院院長の由良博です。
歯科診療に携わって46年、インプラント治療に携わって46年になります。
歯科医師として患者さまの歯の機能やお口の健康を取り戻し、充実した人生を送っていただきたいと考えてきた私は、インプラント治療と出会い、大きな可能性を感じました。そして、海外での研修や学会にも参加し、最新の知識や診療技術を学び実践し、同時に歯を残す治療や入れ歯治療にも邁進してきました。多くの患者さまと出会い、治療を手がければ手がけるほど、歯科治療の難しさや奥深さを改めて感じ、さらに学び続けることの大切さを痛感し、今もなお同じ志を共有する仲間たちと切磋琢磨しながら、研鑽を積んでいます。
私の理念は、"愛歯・口福"。歯にかかわるものすべてに愛情をもって、患者さまに口腔内を通じて幸せをご提供することが使命だと考えています。これからも積み上げてきた診療技術に、世界レベルの新しい治療法や知識を取り入れ、質の高い治療をご提供していく所存です。
歯を守り、歯を残し、咬める喜びを取り戻していただくために。お一人おひとりの患者さまに対して歯科医師としての責任を全うし、一生お付き合いさせていただける歯科医院であり、歯科に限らず他の事についても生涯研修を行っていく所存です。
院長ひとことメモ1
趣味は音楽。カントリーやブルーグラスが好きで、フィドルというバイオリンを学生時代から今でも弾いています。音楽の好きな方は、ぜひお声をかけてください。
院長ひとことメモ2
息子も歯科医師で、近くに「ゆら歯科クリニック」を開業。オペ室や歯科用CTは当院と共同で使っています。矯正治療をご希望の方はご紹介します。また、私が治療させていただいた患者さまは、将来「ゆら歯科クリニック」で、リコール・フォローさせていただきます。
由良歯科医院 院長 由良 博
【略歴】
1971年3月 大阪歯科大学卒業
1976年10月 由良歯科医院を開設
1987年4月 大阪歯科大学細菌講座に入局
1993年6月 歯学博士の学位を取得
【研究・研修歴】
細菌による口腔感染症(細菌表層の走査顕像)に関する研究に従事
日本矯正歯科研究所および明石矯正会にて Begg法および Edgewise法を習得
【所属学会等】
日本口腔インプラント学会 専門医・代議員
国際インプラント学会(ICOI)専門医
ドイツインプラント学会(DGZI)専門医

日本では毎年3,000人を超える方が口腔がんによって命を落としています。「ただの口内炎だと思っていた」「痛みがないので放っておいた」などの理由から発見が遅れた結果、手遅れになるケースが非常に多いのが現状です。

早期発見、早期治療が何よりも重要な口腔がん
しかし、口腔がんは早期発見・治療ができれば命を落とすケースは少ないがんです。また口腔がんは進行すると患部を大幅に切除する必要があり、発音や発生に障害が残ってしまうことが少なくありません。しかし、早期発見・治療ができれば切除範囲はごくわずかで済むため、発音や発生に障害が残らない場合が多いのです。
口腔がんは、入れ歯や補綴物の接触、喫煙など慢性的な刺激が要因で発生することが多く、発症する前にその要因を発見することが重要です。そこで、当院の口腔がん検診では、定期的にお口の中を隅々までチェックし、ご本人が自覚できない病変等も見つけ、わずかな変化も見逃さないことで、口腔がんの早期発見と治療を実現します。
口腔の健康への関心が高いアメリカやカナダでは、視診・触診だけではなくベルスコープ(VELscope Vx)を用いる検診が主流になっています。ベルスコープは口腔内を観察する「蛍光観察装置」のことで、青色光を照射して口腔内粘膜に異形成の疑いがあるかどうかを観察します。今やアメリカやカナダでは、口腔がん検診において不可欠な機器となっています。
当院ではベルスコープを使った口腔がん検診を導入し、患者さまに苦痛や負担をかけることなく、お口の中を隅々までチェックする検診を行います。口内炎がよくできる方、お口の中に痛みや不快感のある方、気になるできものがある方には、ぜひ口腔がん検診をお勧めします。当院までご相談ください。
●ベルスコープによって見つかる口腔粘膜異常
・ウイルス・真菌・及び細菌感染
・さまざまな原因によって引き起こされる炎症(扁平苔癬、苔癬型反応、アマルガムアレルギー等
・扁平上皮乳頭腫
・唾液腺腫瘍
・がんと前がん
口腔がんについての詳細は「口腔がん撲滅委員会」サイトをご覧ください
http://www.oralcancer.jp/
難しい親知らずの抜歯にも対応します。

口腔外科は、お口の中や顎(あご)、顔面ならびにその周囲のケガや病気を扱う診療科です。インプラント治療を通じて口腔外科領域に高い専門性をもつ院長は、外科治療にも豊富な経験があります。難しい親知らずの抜歯、交通事故やスポーツなどの外傷、顎変形症、口の中のでき物、炎症など、歯や口腔内に関することはご相談ください。必要に応じて責任をもって専門機関へもご紹介します。
親知らずは生え方によっては歯磨きなどが難しく、むし歯や歯周病になりやすい歯です。また、一番奥の歯なので治療器具が届きにくく、その後のメインテナンスも難しいため、治療をしても再発する可能性が高くなります。さらに最悪の場合は、手前の健康な歯(7番)を巻き添えにしてしまうため、早めに抜歯しておくことをお勧めします。
また現代人は顎の大きさが小さくなっており、親知らずが並ぶスペースがなく、横向きや、骨に埋まるように生えるケースも増えています。当院は難症例の実績も豊富で、痛みの少ない安全な抜歯を行いますので、安心してご相談ください。
●こんな場合は抜歯をお勧めします
・歯の一部だけが見えてきている場合
・横向きに生えてきている場合
・骨の中に完全に埋まっているがレントゲン写真上問題がある場合
・他の歯に影響し、歯並びを悪くする恐れがある場合
「口が開けにくい」
「開けるときに痛みがある」
「関節からガクガク音が鳴る」
このような症状が起こるのが顎関節症です。歯ぎしりや外傷、精神的ストレスなどさまざまな原因や、複合要因も考えられます。当院では原因を総合的に判断した上で、マウスピース治療などを行います。
お口の中にできる嚢胞にはさまざまな種類があります。特に根の先にできるものが頻度として高く、体調が悪くなると、歯ぐきの深い位置が腫れて痛みが出ることがあります。口の中に気になる症状や痛みがある場合は、なるべく早くご相談ください。
美しい口元で人生を謳歌していただきたいから、小さなお悩みや細かなご希望にも誠実にお応えします。

歯やお口は顔の中でも目立つところであり、自然な笑顔はその方の魅力を最も引き立てるものです。院長は長い歯科医師生活の中で、インプラント治療や入れ歯にも機能性と共に自然な美しさが求められることを痛感してきました。女性や若い方に限らず、男性や高齢の方も口元に自信が持てるようになることで、見違えるように魅力的な笑顔になられるのを目の当たりにしてきたのです。
そこでインプラント治療や入れ歯治療はもちろん、一般的なむし歯治療においても、口元の自信を取り戻して素敵な笑顔になっていただけるように、審美的なご要望に対応できる治療やマテリアル(歯科治療材料)をご用意しています。
最近、金属を使った歯科治療でおこる金属アレルギーにお悩みの方が増えてきました。従来の歯科治療で使われてきた銀歯や金属の詰め物や被せ物が原因です。
そこで当院では、自然で美しく金属アレルギーの心配のないセラミック素材によるメタルフリー治療に対応しています。セラミック素材は機能性が高く硬度が高く丈夫で、長く使用しても変色することがありませんので、安心して治療を受けていただけます。
最近はマテリアル(歯科材料)も進化を遂げ、日進月歩で安定したよい材料が開発されています。当院では、常にアップデートを行い最新の情報を取り入れ、海外で普及している高品質なマテリアル(歯科材料)も導入し、最適な治療をご提供したいと考えています。
ジルコニアクラウン
セラミック素材の一種で硬度が高く審美性にも優れているので、前歯にも奥の歯にも向いています。金属を使用しないため金属アレルギーの心配がなく、丈夫さの点からも信頼性の高い素材です。
オールセラミッククラウン
審美性・耐久性のあるセラミックの冠です。欠けた歯や大きさが不ぞろいな歯に、セラミックのクラウン(冠)をかぶせて歯の色や形・歯並びなどを改善します。むし歯などにより失われた部分が大きい歯にも対応でき、歯の形も大きく変えることができるので、歯並びや咬み合わせを整えることもできます。前歯・小臼歯に多く用います。
メタルボンドクラウン
セラミッククラウンの1種で金属フレームをベースに、その表面に白いセラミック剤を焼き付けたものです。セラミックによる審美性と金属の持つ強度という長所を兼ね備えた冠です。
オールセラミックインレー
奥歯の銀歯などが目立って気になる場合や、金属アレルギーが気になるというケースに使われる詰め物です。透明性が高いため、より自然な色を再現できます。唾液の吸収がないので口臭の心配もなく、天然歯と見分けがつかないほどのメリットがあります。
ハイブリッドインレー
セラミックインレーと比べると透明感はやや劣りますが、適度な粘り強さがあるので、咬む力の強い奥歯の詰め物には適しています。保険の詰め物と比べて唾液の吸収が少なく、適度な固さで対合歯に優しいのが特徴です。
歯の白さと同じように歯ぐき(歯肉)の色も意外と目立つものです。歯肉に黒ずみがあると歯が白くなっても美しい口元とは言えません。当院では、健康的で美しい歯肉の色を取り戻す治療も行っています。歯ぐきの色でお悩みの方はお気軽にご相談ください。



ブラッシングや歯のクリーニングでは落とせない汚れや、加齢や遺伝による歯の黄ばみなどを、歯を削らずに白くする治療法がホワイトニングです。白くしたい歯の表面にホワイトニング剤を塗り、歯の黄ばみや汚れを分解していきます。
当院では、アメリカで最もポピュラーで信頼されている「オパールエッセンス」を早くから導入し、自然な美しさのある「白さ」をめざしたホワイトニング治療を行っています。他の審美歯科治療に比べると手軽でリーズナブルに受けられる治療であるため、女性はもちろん、最近は男性にも人気の治療法です。
歯科医師の診断のもと、お悩みやご希望を聞かせていただき、痛みに配慮しながら無理なく美しく白い歯をめざします。歯を白くしたいと思われている方は気軽にご相談ください。
●ホワイトニングの特徴
・傷をつけずに白くできる。
・歯の白さを調節することができる。
・比較的リーズナブル
・効果が出やすい人と出にくい人がいる
・色が戻るので継続しなければならない
ご家庭でご都合に合わせて行うホームホワイトニング
歯科医師の指導のもとで、患者さまにご家庭で行っていただくホワイトニングです。まず歯並びにフィットするマウストレーを作り、ご自宅でトレーに低濃度のホワイトニング剤を注入して装着していただきます。毎日、2〜8時間装着することで、個人差もありますが1週間ほどで歯が白くなっていきます。寝ている間にも行えるため、時間を有効に使っていただけます。
短期間で歯を白くできるオフィスホワイトニング
歯科で行うホワイトニングで、歯にホワイトニングジェルを塗り、特殊な形状の光を照射して色素を分解し、歯を白くする方法です。ホームホワイトニングより比較的強い薬剤を使用するため、人によっては浸みることがありますが、その分短い期間で歯を白くできるので、お急ぎの方には向いている治療法です。
予防を基本に、歯とお口づくりをお手伝いします。

当院では、開院当初からできるだけ歯を削ったり抜いたりせずに、皆さまに歯の健康を守っていただくために、また、インプラントや入れ歯など治療の効果を長持ちさせるためにメインテナンスと予防に特に力を入れてきました。
全身の健康維持を考え、口腔がん検診も導入
最近は、健康な歯を保つには治療よりもケアが大切だという考え方が広まり、定期的にメインテナンスに通われる患者さまも増えてきました。当院では、さらに予防歯科を充実させるために、舌や歯肉の異常も早期発見できる口腔がん検診も導入しました。"痛くなってから、歯をなくしてから行く歯科医院"から、"歯を悪くする前に、予防に行く歯科医院"へ、歯科のイメージを変えていきたいと願っています。
口腔がん検診についてはこちら
当院では、お一人ひとりに適した治療を行い、ホームケアの方法をご指導します。そして、予防歯科を重視し、定期的にメインテナンスに通っていただくことによって皆さまのお口の健康を保つお手伝いをさせていただきます。歯を守りたい、大切にしたいとお考えの方にこそ来ていただきたいと考えています。
歯科医師の指導のもと、歯科衛生士がふだんの歯磨きでは不十分な部分のクリーニング、歯垢や歯石の除去などを行います。所要時間は30〜60分です。治療の必要がない場合でも、3〜6か月に1度は来院していただきたいと考えています。
●定期検診の主な内容
・お口の中の診察。むし歯や咬み合わせのチェック
・歯周病のチェック及び歯周病ポケットの深さ測定
・歯垢や歯石を除去するスケーリング
・歯間ブラシやフロスによる歯磨き エアフロー
・ブラッシング指導
・フッ素塗布、必要に応じてシーラントの充填
・PMTC
・口腔がんのチェック
歯垢・歯石を取り除く【スケーリング】
歯や歯根の表面の歯垢や歯石などを取り除き、なめらかな状態にして歯に歯垢が付着しにくい状態にします。歯石は数ヶ月で再形成されるので、半年に1度以上の定期的な処置が必要です。
ステイン汚れの気になる方に【エアフロー】
歯ブラシでは取り切れないステイン(茶渋)、タバコのヤニを専用機器でやさしく除去します。歯肉を傷つけることなく、きれいに仕上げます。
歯を強くする【フッ素塗布】
フッ素を歯の表面に塗布すると、歯の再石灰化を促すことによって歯を強化し、むし歯の進行を抑える効果があります。3〜4か月ほどフッ素のむし歯予防効果は続きますので、3ヶ月に1度のフッ素塗布が理想的です。フッ素入り歯磨き剤なども市販されていますが、最も高い効果があるのは歯科クリニックで行うフッ素塗布です。
歯科医師・歯科衛生士など専門家が、専用の機器を用いてお口の中の清掃を行うのがPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)です。むし歯・歯周病の予防だけでなく、口臭の改善にも効果があります。
PMTCでは、通常の歯磨きでは除去できないバイオフィルム(歯垢や歯石が成長してできた汚れの膜)を除去し、歯の白さや健康な歯肉を取り戻します。クリーニング後は、歯の表面をコーティングし、トリートメントを行います。何度、治療してもむし歯ができる方や、たばこを吸われる方にお勧めします。
院長は、咬み合わせや口腔管理などの専門的な知識と診療技術を生かし、咬む機能をきちんと回復し、お口にぴったりフィットする入れ歯作りに自信をもっています。

入れ歯治療は、歯科医師の診療経験や診療技術と、熟練した技工士の技術力が最も必要とされる治療だと言われます。当院では歯科医師と歯科技工士が連携し、審美性、機能性に優れた入れ歯を提供できる体制を整えています。
特に、しっかりとした咬み心地と天然歯と変わらない審美性を兼ね備えたコーヌス入れ歯や、得意分野であるインプラントを使用したインプラント義歯は、多くの患者さまに喜ばれています。入れ歯でお悩みの方、インプラント治療とどちらにするか迷っている方は、ぜひご相談ください。
入れ歯治療に際しては、どこが気になるのか不具合なのかを徹底的にお聞きして、また、予算や材質など患者さまのご希望にもしっかりと対応して、より良い入れ歯をお作りします。また、入れ歯を作った後も定期的に来院していただき、きめ細かく調整していきます。咬み合わせに注目した型採りや調整と、残った歯やお口全体を守る歯周病管理で、咬める喜び、若々しい口元を取り戻していただける入れ歯を作ります。
歯科技工士との連携で実現する、美しい入れ歯
当院では歯科技工士との連携により、お口や他の歯とのバランスにも配慮し、審美性の高い入れ歯を作製しています。歯ぐきの色や歯の配列も患者さまの個性に合わせて自然に見えるように配慮し、またスマイルライン(口を開けた時の歯の見え方)にもこだわっています。多くの女性や若い方にも「機能的で美しい入れ歯」とご満足いただいています。
入れ歯の修理もお任せください
咬めない、痛い、ずれるなどの入れ歯の悩みを解決するために、自信を持ってお勧めできるのが、「コーヌス入れ歯」です。生涯にわたりお口の健康づくりをサポートする私たちの診療方針に最もふさわしい、当院ならではの治療であると自負しています。
よく咬める、ずれない、痛くない、美しい入れ歯
一般的な入れ歯は「クラスプ」というバネで固定されています。それに対してコーヌス入れ歯は、残っている歯を支台として内冠と呼ばれる接続部位を装着し、その上から外冠と呼ばれる固定部位の連結された入れ歯を被せて固定します。
いわば"茶筒"のような構造で、支台がしっかりと固定されることで安定するため、天然歯と同じように固いものをしっかりと咬んだり、入れ歯を気にせず話すことができます。またクラスプを使わないので、入れ歯が目立つこともなく審美性に優れています。高度な技術と経験を要するため手がける歯科医師は少ないのですが、機能性や快適性に優れ、お口全体の健康を守るためにもとても優れた入れ歯です。

一般的な金属床入れ歯
コーヌス入れ歯
残った歯を活かしながら、お口全体を守る
さらにコーヌス入れ歯は支台となる歯への負担が少ないので、残った歯を守ることもできます。入れ歯を外した際のお口の中のお手入れもしやすく、きちんとメインテナンスを行うことにより、お口全体の健康を守ることができます。
●コーヌス入れ歯のメリット
・しっかりと咬める
・金具などが見えず、入れ歯であることがわからない
・取り外しができ、お手入れがしやすい
・残った歯に負担をかけない
インプラント義歯は、通常の入れ歯にロケーター・アパットメントという部分を取り付け、インプラントと結合させて固定する入れ歯です。入れ歯をしっかりと固定することができるため、物を咬む力を回復し、入れ歯ががたつくことで発生する痛みやしゃべりにくさも解決します。
インプラント治療に豊富な経験と実績を持つ当院では、インプラント義歯も多く手がけています。特に下顎の総入れ歯で「入れ歯がよく外れる」「入れ歯が安定せず、しっかり咬めない」とお悩みの方にお勧めしています。
●入れ歯治療の集中治療にも対応しています
歯を抜く前に型をとって入れ歯も作っておき、抜歯と入れ歯装着を静脈鎮静法のもとでの集中治療で行うこともできます。ご希望の方はご相談ください。
多くの方に喜んでいただいているからこそ、よりよいインプラント治療を求めてさらに学び続けています。

インプラント治療とは何らかの原因で歯を失ってしまった時に、歯の根の代わりに顎の骨にチタン製のネジを埋め込み、それを土台にして天然歯と同じような人工の歯を取り付け、咬み合わせを回復する治療です。天然の歯とほとんど変わらない感覚で、食べ物をしっかり咬んだり発音を気にせず会話を楽しんだりすることができるため、入れ歯に代わる新しい治療法として広まってきました。
インプラント治療を究めた専門家として
インプラント治療は、補綴、歯周病治療、口腔外科など、歯科のすべての分野の知識と診療技術が必要となる治療法です。ですからインプラント治療を行う歯科医師は、すべての分野に精通しているべきだと当院では考えています。
院長は、インプラント黎明期より治療に取り組み、インプラント治療を牽引してきた専門家の一人です。信頼されるインプラント治療の普及をめざし、高度なインプラント治療の実践はもとより、インプラントリカバリーやセカンドオピニオンにも積極的に対応しています。
インプラント治療によりお口の中で回復された歯は、入れ歯とは異なりしっかり固定され、外から見ただけでは天然歯と区別がつきません。また、感覚的にも天然歯と変わらない咬み心地や感触が得られます。
これは、口の中のいろいろなところにある感覚器官が巧妙に働き、インプラントに触った感覚や食べ物を咬む感触が脳に伝えられているからだと考えられています。1本の歯を失った時からすべての歯を失った場合まで、インプラント治療は、天然の歯と同様の機能と見映えを回復させてくれる高度な治療です。


メリット、デメリットを理解したうえで、最適な治療法を選んでください。
●インプラント治療のメリット
・しっかり咬めるので好きな物が食べられ、心身の健康が維持できる
・安定性があり、食物をしっかり咬み砕くことができる
・なくなった歯と同じ大きさの歯が入るので、違和感なくしゃべりやすい
・自然な見た目を回復できる
・安定した咬み合わせが得られる
・口元の悩みが解決し、精神的・肉体的に自信が取り戻せる
・まわりの歯を削ることがなく、またブリッジのように他の歯に負担をかけることがないので、結果として残った歯の寿命を伸ばすことができる
●インプラント治療のデメリット
・インプラントを埋入するための手術が必要
・治療期間が他の治療より長くかかる
・自由診療のため、費用がかかる
・重度の糖尿病などの病気の場合、インプラント治療が行えないことがある
インプラント治療は、チタンという金属でできたインプラント体を顎の骨に強固に密着させることによって、歯の根の働きを回復するものであるため、専門的な技術を必要とします。院長は、インプラント治療について専門的な研鑽を積み数多くの成功実績を保持しておりますので、天然歯のようにしっかり咬めて美しく自然な外観、そして長持ちするインプラント治療が実現します。どうぞ安心して治療を受けてください。
毎年ドイツにてインプラント研修を受講し、優れたインプラント治療材料を厚生労働省の認可を受けて個人輸入していますので、リーズナブルな治療費で高品質なインプラント治療を行うことができます。
インプラント料金表はこちら
従来は、歯槽骨が薄かったり骨量が少ない方の場合はインプラント治療を諦めていただいていました。また固定して咬めることに主眼が置かれていたため、金属が歯ぐきの境目から見えたり、歯の咬む面に穴が空いたりなど、審美性や機能面で我慢されている患者さまも少なくありませんでした。
現在では骨を再生する技術が発達し、骨のないところや骨の少ないところにも新しい骨を再生でき、インプラントを理想的な位置や方向に埋入できるようになりました。当院では最新の再生治療を導入し、難症例の患者さまに対しても審美性や機能性に優れたインプラント治療を行うことができます。
インプラント埋入後は、咬み合わせの調整や歯ぐきの形成、歯周病予防の点から長期的なサポートをしっかりと行う必要があり、定期的なメインテナンスが重要となります。また、日常のお手入れが行き届かないとお口の中の状態が悪くなり、インプラント歯周炎などのトラブルも起こります。
当院では患者さまの症状やご要望に合わせて、インプラント埋入後のメインテナンスをご提案し、無理なく効果的なケアが続けられるように配慮しています。
当院には日本口腔インプラント学会認定のインプラント専門歯科衛生士が在籍しています。インプラント治療後のメインテナンスについても、専門的な知識とスキルを持ったエキスパートです。
患者さま一人ひとりに、正しいブラッシングやお手入れをていねいにご指導し、インプラントを長持ちさせるように共に努力します。歯磨きやお手入れが苦手という方にも安心して取り組んでいただけます。
多くの場合、欠損歯はお口の中でいつも強い咬む力が加わったり歯磨きが行き届かないことなどから悪くなった歯です。その歯の代わりに埋入したインプラントですから、条件の悪い場所に使用されることになります。患者さまの骨の性質や、日常の歯磨きやお手入れ、定期的なメインテナンスが続けられるかどうかもインプラントの寿命には影響します。
当院では、できるだけ治療が長持ちするように万全を期すと共に、患者さまのお口の中の健康を保つように一生お付き合いしていきたいと考えています。インプラント埋入後、万一インプラントが抜け落ちた場合、メインテナンスを定期的に受診されていたなどの条件にもよりますが、最大10年間は無料にて再手術を行いますのでご安心ください。
※インプラント10年保証をご希望の場合、32,400円の追加料金が必要となります。
インプラント体を埋入する手術そのものは比較的簡単な手技で、ほとんどの場合1本ならば10〜30分程度で終わり、抜歯の局部麻酔ですむケースがほとんどです。
当院では、手術への恐怖心の強い方や複数のインプラント埋入を行う場合には、静脈内鎮静法を使用し安心してインプラント治療を受けていただくことができます。
静脈内鎮静法について詳しくはこちら
日本では、急速にインプラント治療が普及しましたが、それと共にインプラント歯周炎や、インプラントの脱落などのトラブルも目立つようになりました。こうした治療後の不具合を解決するのがインプラントリカバリーです。
当院では、他院でインプラント治療を受けられた方のご相談にも応じ、インプラントリカバリーを行っています。インプラント治療を進めてきた歯科医師の一人として、患者さまが満足され信頼されるインプラント治療の普及をめざしたいと考えています。
当院では、インプラント義歯も取り扱っております、インプラントで入れ歯を固定することで、ずれたり外れたりせず、噛み心地も安定しますので、入れ歯でお悩みの方はご相談ください。
詳しくはこちら インプラント義歯
ブリッジとの比較
ブリッジは周りの歯を大きく削る必要があります。場合によっては神経をとることもあります。しかも支えになる歯には大きな力がかかります。インプラント治療では、両隣の歯はそのままでよいので削る必要もなく、負担もかかりません。また、一番奥の歯がなくなると固定式のブリッジはできません。インプラント治療は奥歯にも適用できます。
バネを用いた入れ歯との比較
取り外しタイプの入れ歯の場合、残っている歯に金属のバネをかけて支えています。違和感があり、ケアも難しくバネが見えるので見た目もよくありません。また数年のうちにバネを支える歯が移動したり、グラグラになったりすることがよくあります。さらに入れ歯の下の顎の骨もやせ、次第に入れ歯と合わなくなり、作り替えをする必要がでてきます。
インプラント治療では失われた歯根部分の骨に人工の歯を固定しますので、残っている歯に負担はかかりません。インプラントが入っていることで顎の骨が吸収される(やせる)のを防ぐので、他の歯はむしろ保護されます。
総入れ歯との比較
総入れ歯の場合、入れ歯を固定する力が弱く、ぐらついたりずれたりすることがあります。そのため、食べ物を咬むために十分な力をかけることができません。咬む力はインプラントの数分の一といわれています。
インプラントは取り外しのわずらわしさがなく、顎の骨に固定され、力を入れて咬むことができます。食感も天然歯に近く、食べる楽しみを取り戻すことができます。
顎の骨の量がかなり少ない人でもインプラント治療ができるようになりましたが、次のような人は適応しないことがあります。
・一般の外科手術に耐えられない人
・重症の糖尿病、肝臓疾患、心臓疾患、血液疾患などのある人
・喫煙量の多い人
・薬物やアルコール中毒の人
・歯周病がコントロールされていない人
・歯ぎしりや咬みしめの強い人
まず慎重にインプラント治療ができるかどうかの診査診断を行います
インプラント治療は、むし歯のように歯科医院に行けばすぐに治療できるというものではありません。治療を始める前に、残っている歯の歯周病などの病気を治す必要がありますし、また外科手術を伴うため、全身の健康状態の確認も必要です。
当院では安全に治療を成功させるために、治療前には次のような診査を行います。
●問診
・全身疾患の有無
・喫煙の有無、量
・歯ぎしりなどの咬合習癖の確認
・審美的なご希望
・経済的・時間的制約の確認
●視診・触診
・顎の骨が極端に減っていないか
・残存歯の歯周病がコントロールされているか
・相対する歯との咬み合わせなど
●レントゲン・CT
・骨量の確認
●歯牙歯列模型分析・口腔内写真
・欠損部位の確認
・残存歯の状況
・咬み合わせ

インプラント埋入前の処置 お口の状態を整えます
・口腔内の清掃の徹底
・残存歯の治療(歯周病治療、むし歯治療、咬合治療など)
・骨造成、上顎洞底挙上術、顎底増大術など(インプラント埋入と同時に行うこともあります)

インプラント埋入手術
インプラントの改良により、治療期間は短くなりつつあります
・一次手術(インプラント埋入手術 下顎2〜4ヶ月 上顎6ヶ月〜1年)
・二次手術(頭出し手術)、歯肉移植手術
・仮補綴物装着

仮補綴物の装着・修正(約2ヶ月)
・抜歯
・仮補綴物の修正

上部構造製作
・印象採得
・咬合採得(咬み合わせの記録)
・試適
・装着

メインテナンス
患者さまの口腔内の状況やお手入れによって、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月ごとにご案内します。
●インプラント治療の過去
人工サファイヤやアパタイト、形状記憶合金など、いろいろな材料や固定法が試みられました。成功率は今よりずいぶん低いものでした。
●現在
チタンが骨と結合することがわかり、骨との結合洋式や組織との親和性に関する研究や臨床研究が進められ、これらの骨と結合されたインプラント治療の確実性が証明され、広く世界の臨床の場に取り入れられるようになり、世界中の歯を失った人にインプラント治療は貢献しています。骨粗しょう症の方や、80才を超える高齢の方でも状態がよければ可能です。また交通事故やスポーツによるケガで歯を失った若年層の方の治療も多く行われています。
●未来
すでに骨髄液から骨や歯胚を再生できるようになり、歯肉の一部を培養して皮膚を作るなどの再生治療が行われています。将来はインプラント治療からさらに進化し、歯や骨そのものを再生して治療が行われるようになるでしょう。
インプラントも入れ歯も、弱った歯や歯ぐきを根気よく治すところから始めます。

歯周病とは歯肉炎や歯槽膿漏など歯の周りの病気の総称で、進行すると歯を支えている骨(歯槽骨)を溶かしてしまう恐ろしい病気です。日本人の5人に4人はかかっていると言われ、歯を失う原因の第1位となっています。
原因は、歯と歯肉に近い部分についた歯垢(プラーク)の中にいる歯周病菌で、歯の根に沿って入り込み歯を支えている周りの組織をじわじわと壊していき、歯周ポケットを作ります。初期にはほとんど自覚症状がなく、気づかない間に悪化することが特徴です。
入れ歯やインプラントになる前に、最善を尽くして歯を残す
重度の歯周病治療として、エムドゲインや骨補填剤を使った再生医療にも力を入れています。他院で抜歯と言われたケースでも、5年〜10年歯を残すことができた例が少なくありません。大切な歯を守ることを諦めず、最善を尽くして歯を残したいと考えています。
歯周病は生活習慣病の一つで加齢に伴う病気でもあります。加齢変化は誰にも起こり、免疫機能は低下していくものです。現状は歯周病と診断されない方も、将来に備えて日常の正しい歯磨きと定期的なメインテナンスで歯周病を予防することが必要です。また、歯周病は初期の自覚症状がほとんどないため、気づかれない方がほとんどです。定期的な検診で歯周病に早く気づき、適切な治療と予防を行うことが重要です。
全身にも悪影響を与える歯周病
歯周病は、歯や歯ぐきの中だけでなく体の健康にも悪い影響を与えることが近年明らかになってきました。例えば歯周病を放置すると、歯周病原因菌が歯肉の毛細血管から全身の血液中に入り、糖尿病や動脈硬化などの原因になると考えられています。また寝たきりの高齢者の誤嚥性肺炎の原因としても挙げられています。
特に、糖尿病の人は歯周病にかかりやすいと以前から言われていました。さらに最近、歯周病になると糖尿病の症状も悪化するという関係も明らかになり、歯周病と糖尿病は、相互に悪影響を及ぼし合っていると考えられるようになってきたのです。歯周病治療によって糖尿病が改善することも明らかで、毎日の食生活や歯磨きなどの生活習慣を見直し、歯周病を治療し、予防することは糖尿病の予防や改善にもつながります。
当院では、歯石除去(スケーリング)と正しいブラッシング指導を基本に歯周ポケットを改善していきます。歯周ポケットが深く、スケーリングだけでは歯石が取り除けない場合は外科的治療を行います。
ブラッシングの仕方は、人それぞれに習慣やクセがついてしまっています。それを見直し正しいブラッシング方法を習得し、それを毎日実行することが大切です。当院は、患者さまがご自身でしっかりとブラッシングできるまで歯科衛生士がていねいに指導いたします。
初期の歯周病
歯並びやブラッシングのクセ等を理解・把握していただいたうえで、患者さまに適したブラッシング方法を習得していただきます。
●スケーリング(歯石除去)
歯石は歯の表面に強固に付着しているので、超音波ではがしたり鋭い刃を持つ器具ではじきとばしたりします。歯周ポケット(歯と歯肉の間の溝)の歯石も慎重に取り除きます。
中等度から重度の歯周病
炎症が歯肉の奥まで進行し歯周組織の破壊がひどい場合には、歯周外科治療を行います。さらに歯周組織を回復するために、歯周組織再生療法(エムドゲイン)や歯ぐきの移植手術を行っています。当院は、歯周外科にも豊富な診療経験がありますのでご安心ください。
●フラップオペレーション
スケーリングだけでは歯石を取り除けない場合、局所麻酔を行い歯肉を切開して、歯石を徹底的に取り除きます。歯槽骨の清掃やダメージを受けた歯肉組織の除去なども合わせて行い、歯肉を縫合します。
●ルートプレーニング
歯周ポケットの奥深くの歯石や感染した歯質を専用の道具で取り除き、歯根の根面をきれいに整える治療です。
できるだけ削らない、痛くない、神経を抜かない治療を行います。

むし歯予防への関心が高まり、歯やお口の健康に対する意識が向上し、特にお子さまや若い方のむし歯はずいぶん減ってきました。一方、高齢の方や正しいケアができていない方、歯医者嫌いの方などでは、むし歯でお悩みの方がまだまだ多くいらっしゃいます。
当院では、患者さまの大切な歯をできるだけ残したいという基本方針のもと、予防にも力を入れ、むし歯治療や再生治療を行っています。また「痛み」は、むし歯の再発や歯周病など歯のトラブルを知らせてくれる重要なサインですので、ベテランの衛生士が力を発揮しています。
麻酔が必要な治療の際には、まず表面麻酔と院長の熟練のテクニックで、チクリとする痛みを減らしています。さらにだんだんと麻酔が効いてきた後には電動注射器などを使用し、静かに麻酔を注入しますので、痛みを感じることもほとんどないと好評いただいています。
また不安な気持ちが痛みを感じさせることもありますので、患者さまのお話をよく聞き、適切にお声かけをして不安を取り除くことも心掛けています。
むし歯治療の基本は、むし歯になってしまったところを取り除くことです。細菌に侵されてしまった歯質は取り残しがないように、しかも最小限に緻密に除去することを心がけています。
小さなむし歯の場合(エナメル質う触)
むし歯菌によって表面のエナメル質が溶かされ、小さな穴があいた状態です。むし歯の部分を削り取った後、樹脂(コンポジットレジン)などで穴をふさぎ、歯を元の形に整え光などを当てて樹脂を固めます。治療が1回程度ですむケースがほとんどです。
中程度のむし歯の場合(象牙質う触)
むし歯菌がエナメル質の下にある象牙質まで溶かしてしまった状態です。まだ神経に達していないので強い痛みはありません。冷たい物や甘いものが浸みたり、触ると痛みを感じることがあります。少し深く削る必要があるため樹脂でふさぐだけでは無理な場合が多く、歯型を採り、むし歯を削った部分にぴったりと治まる詰め物を作ります。材質はセラミックや金属、樹脂などをご用意しています。
大きなむし歯や深いむし歯の場合(神経まで達したう触)
むし歯菌がエナメル質と象牙質を溶かして神経まで達した状態です。大きなむし歯や深いむし歯の場合、歯と歯が咬み合う際の力に耐えることができるよう、歯を大きく削って被せ物を被せることになります。さらにむし歯が深い場合は神経を取り、麻酔をして壊死した神経や膿を取り除く根管治療を行う場合もあります。治療には数回通う必要があります。
衛生管理や滅菌対策は、歯科医師の診療姿勢が最もよく現れるところだと言われます。
患者さまにはわかりにくい、しかし安全な診療には最も重要な取り組みだからです。

院長は開業の傍ら大阪歯科大学細菌講座に入局し、細菌による口腔感染症の研究にも取り組んできました。そしてインプラントや口腔外科など、衛生管理に細心の注意が必要な治療を多く手がける中で、常に治療の安全性には最善の努力を尽くしてきました。
万全の滅菌体制は当然のこととして考え、専門施設と同レベルの清潔環境である専用オペ室や、クラスB高圧蒸気滅菌器、ガス滅菌器など最高レベルの滅菌システムを整備しています。ディスポーザブル器具は速やかに廃棄処分し、廃棄できない切削器具やバー類は徹底的な洗浄、乾燥と滅菌を行い保存します。口腔外バキュームも設置し、スタッフも常に衛生面での徹底を心がけています。
高圧蒸気滅菌器とは、真空の状態と上記で高圧力をかけた状態を何度も繰り返し、すべての細菌やウイルスを死滅させるシステムです。通常オートクレーブと呼ばれています。
高圧蒸気滅菌器は、滅菌能力の高さからB、S、Nの3段階に分かれており、一般的な歯科医院で使用されているのはクラスNです。当院では、「あらゆる細菌を確実に死滅させられる」と認められているクラスBの高圧蒸気滅菌器を導入し、確実な滅菌を行っています。どなたにも安心して治療を受けていただけると自負しております。
静脈鎮静法なども導入し、治療や手術などの恐怖心や不安感をやわらげ、快適に治療を受けていただけることをめざしています。

歯科治療は進化してきましたが、やはり「歯医者さんは怖い」「歯科治療は痛い」と考える方は多いようです。そこで当院では、歯科治療の際の痛みや大きく口を開け続けるなどの苦痛をできるだけ感じさせない、出来る限り患者さまの負担を軽減する治療を実践しています。
熟練の技と医療機器で、痛みや苦痛を軽減
麻酔の針が刺さる時のチクッとした痛みや麻酔液の注入時の痛みが、歯科治療が敬遠されてしまう理由の一つになっています。そこで当院では、電動麻酔機などを使用して、痛みに弱い方にも安心して受けていただける治療を心がけています。
当院では、親知らずなど時間のかかる抜歯やインプラント手術の際には、局所麻酔と併用して静脈内鎮静法も取り入れています。静脈内鎮静法とは少量の精神安定剤を点滴する方法で、全身麻酔の直前のような感覚になり、手術に対する不安や痛み、術中に口を開けたままの状態でいることなどの精神的・身体的ストレスをなくすことができます。もちろん、治療中の血圧や血中酸素飽和度の管理には細心の注意を払っております。
ウトウトしている間に治療が終わります
患者さまは、ご自分での意思表示やこちら側からの呼びかけに対しても答えることが可能で、意識はありますがウトウトと半ば眠っているような状態になります。時間経過の感覚がなくなるので、1〜2時間の手術も20〜30分程度で終わったように感じられます。
手術が終わったあとはしばらく休んでいただき、意識がはっきりしてから歩行運動などをチェックし、安全を確認してから帰宅していただきますのでご安心ください。
集中治療にも対応しています
親知らずを4本すべて抜歯する場合や、むし歯治療を何本も行う場合、インプラントを使った入れ歯の場合などは静脈内鎮静法を使った集中治療を行うことができます。ご希望の方はご相談ください。
当院では、安心・安全な治療の実現をより可能なものにするため、ハイレベルな医療設備を導入しています。もちろんインプラント治療においては清潔な環境を維持できる専用のオペ室で実施し、より安全・確実な治療をめざしています。

インプラント手術や難しい親知らずの抜歯などの外科的治療を行うのは、衛生面や手術のしやすさを考慮したオペ室(殺菌消毒室)で。また、再生医療に役立つCGF(遠心分離機)など最新の医療機器も導入しています。
※オペ室や歯科用CTは、近くの「ゆら歯科クリニック」に常備しています。
インプラント治療に欠かせないのが歯科用CTです。通常のレントゲン写真ではわからなかった血管や骨などの詳細が、歯科用CTでは精密にしかも立体的に見ることができます。骨の厚みや高さなどがわかり、インプラントを埋入する歯骨の状態や歯周病の程度、親知らずの状態なども正確に把握することができ、より安全・確実な治療を行うことができます。
当院が導入している歯科用CTは、医科用CTに比べて放射線の被曝量が格段に少なく、より高い精度での診査・診断と治療が可能です。また車椅子に座ったままでも撮影ができますので、高齢の方にも安心して受けていただけます。
●歯科用CTのメリット
・お口の中を立体的に確認できる
・他の医療機関に行く必要がない
・手術中にも必要に応じてCT撮影ができ、安全・確実な治療が進められる
当院では、一般の歯科医院では普及していないレーザー溶接機を導入しています。通常は規模の大きい歯科技工所などに設置されている医療機器で、入れ歯のバネなどが壊れた場合も、手軽にしかもしっかりと溶接することができます。
入れ歯の修理もその場で可能ですので「不自由な思いをしなくてすむ」と、患者さまにも喜ばれています。
むし歯治療から入れ歯やインプラント治療に至るまで、優れた歯科治療は歯科医師と歯科技工士との二人三脚でこそ実現します。精緻で見た目も美しく、機能性に優れた歯科治療には、高度な歯科技工が欠かせません。

以前は院内技工が一般的でしたが、次第に効率化を求めて歯科技工の分業化が進み、熟練した歯科技工士が不足するようになりました。特にコーヌス入れ歯など特殊な技工技術を持った歯科技工士は貴重な存在となっています。当院では長年院内に歯科技工室を設け、歯科技工を行っています。優れた歯科技工士とのスムーズな連携で、審美性や機能性に優れた歯科治療をご提供することができます。
当院では自然で機能的な美しさを実現するために、審美的にも優れた精度の高い補綴物を制作しています。コーヌス入れ歯やジルコニアなど審美性が高い治療の場合は、歯科技工士も治療に立ち会い、患者さまの顔の形、皮膚の色等を直接確認し、その人に合った歯や入れ歯を作ります。
女性の前歯の場合など特に高い審美性が求められる場合は、その方の雰囲気、見た目の印象も大切にしながら慎重に作成しておりますので、多くの患者さまに喜ばれています。
常に最善・最新の歯科治療をご提供するために学び続けています。

歯科医療は日進月歩で進み、世界中で優れた歯科医師が活躍しています。院長は歯科診療46年、インプラント治療46年の実績を持ちますが、「歯科医師は生涯研修」をモットーに、常に最新・最善の歯科治療をご提供するため、今も学び続けています。
志を同じくする仲間たちと共に今でも毎年、ドイツで行われる最新のインプラント研修を受講しています。インプラント治療を知りつくし豊富な診療実績を持つからこそ、よりいっそう学び続けることが必要だと考えているのです。
世界から直接入手するから、最新治療をリーズナブルにご提供できます
院長は歯科先進国である欧米や、発展目覚ましいアジア各国にも出掛け、最新の医療技術を習得しています。日本ではまだ普及していない新しい医療機器やマテリアル(歯科治療材料)を直接入手することによって、最新・最善の歯科治療をよりリーズナブルにご提供することができます。
インプラント黎明期から、長らくインプラント治療に取り組んできた院長は、日本口腔インプラント学会専門医、兵庫県口腔インプラント協会会長として、後進の指導や地域貢献にも従事しています。
信頼されるインプラント治療の普及を願い、セカンドオピニオンはもちろん、他院で治療を受けた方のご相談や、インプラントリカバリーにも対応しています。インプラント治療の専門家としての責任と自負心を持って、歯科医療の質の向上に努めています。

「院長あいさつ」はこちらをご覧ください
「インプラント」についてはこちらをご覧ください
「高度な医療設備」についてはこちらをご覧ください
歯科医院への通院をためらう方は、歯科治療が苦手だったり、多忙で何回も通院しにくいことが多いようです。そこでそのような方には治療を受けやすくするために、静脈内鎮静法を使用して治療回数を減らす短期集中治療をご提案しています。
もちろん短期間で終わらせるために治療内容をおろそかにするなどということはありません。診査診断とカウンセリングをしっかりと行い、安全性に十分に留意し、患者さまのご要望に合わせて満足していただける質の高い治療を行います。
集中治療についてのお願い
短期集中治療は、治療内容や患者さまの状態によって実施できないことがあります。期間の短縮や集中的な治療を実施しても問題のない症状の場合のみ行います。また短期集中治療は、大半は保険診療で対応できますが、時として自費診療でのご提案となりますのであらかじめご了承ください。
歯にかかわるすべてを愛し、お口の健康を通じて幸福をご提供するために。
患者さまの一生のパートナーとして、歯とお口の健康を見守ります。

動物にとって、歯は生きていくための最も大切な部位だともいえます。野生動物では、歯の喪失は死につながるからです。一方人間社会では歯が悪くなっても食べやすい食品があり、歯を失っても致命傷にはなりません。そのために悪くなっても放置する傾向にあり、歯を早くに失ってしまう方がまだ多くいらっしゃいます。
しかし何歳になっても、好きなものを充分に咬んで食べることは人生の楽しみであり、心身の健康の礎となります。そして、自然で美しい口元は大きな自信となり、その方の人生をより楽しく充実したものへと導きます。
そこで私たちは、歯とお口にかかわる痛みや悩みを解決し、歯を守り、歯を残し、咬める喜びを取り戻す治療に専念しています。歯とお口の健康を通じて、皆さまが充実した日々を過ごされるよう、一生涯のパートナーとしてご一緒に歩んでいきたいと願っています。
当院では、患者さまのお話をよくお聞きしてからていねいに診査や診察を行います。医療機関としてのホスピタリティとコミュニケーションを大切に、患者さまと信頼関係を育むことを何よりも大切に考えています。
また歯科治療には、ほとんどの場合いくつかの治療方法が考えられます。当院では豊富な経験と知識から考えられる限りの治療方法をご呈示し、患者さまと共に考え、最適な治療方法を選択していただきます。費用や治療期間などのご質問やご心配事など、どんなことでも遠慮なくご相談ください。
健康な歯と歯ぐきの場合
しっかり咬める十分な消化 脳の刺激 老化防止 顎骨の退化防止 筋肉の活性 食べる楽しみが得られる きちんと発音することができ、話すことが苦にならない 口元に自信がもてる 明眸皓歯 自然な笑顔
歯の喪失や、不具合がある場合
咬めない消化器系の負担 唾液作用の減少 老化を早める 顎骨の老化 筋肉の退化 好きな物が食べられない 人生が楽しくない しゃべりにくい 人前で話したくない 口元に自信が持てず人前で口を開けたくない 性格が暗くなる 老けて見える